「石で温める」アトリエ三月1階 企画展



石フェス!2021


会期:2021年9月3日(金)-9月14日(火)

時間:平日15:00-19:00 土日祝13:00-19:00 水木休み 

アトリエ三月 一階


大野詩央里 企画 : 石で温める


石フェス!アトリエ三月一階企画展では、石と暮らしをテーマに8名の展示を行います。

石は古くから人の心と暮らしを温めてきました。例えば生活の道具や装飾として、或いは道や住居として、時には信仰の対象やお墓として。

地球が作り出した芸術作品『石』の力は偉大です。

石を、アートを、もっと身近に感じていただきたい。そんな思いから企画しました。


出展作家


雨氣 

https://instagram.com/uqui___?utm_medium=copy_link

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硅砂組

https://instagram.com/keisagumi?utm_medium=copy_link

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木葉絢子

https://www.instagram.com/konohaayako/

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角谷郁恵

https://instagram.com/ikue_kakutani?utm_medium=copy_link

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つちやみさ

https://instagram.com/tsuch33?utm_medium=copy_link

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ヒノホ 

https://instagram.com/hinoho24?utm_medium=copy_link

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hirotoshi Ito

https://instagram.com/itohirotoshi?utm_medium=copy_link

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企画・出展

大野詩央里

https://instagram.com/ishi.none?utm_medium=copy_link

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530-0015 大阪市北区中崎西4-2-9 アトリエ三月

09098740415

haraharb@gmail.com

Googleマップ:https://g.page/nakazaki-sangatsu?share



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伊藤博敏 / Hirotoshi Ito

私の家は1879年から続く石材店です。生まれたときから様々な石とその仕事に囲まれて育ちました。家を継ぐことは知らぬ間にすり込まれていましたし自分もそのつもりでしたが、他の素材にも触れたくて東京芸術大学工芸科で鍛金を学びました。そしてここで出会った金属工芸作家たちの刺激的な仕事との出会いは、その後自分の考え方や私の創造性の基盤となりました。

私の作品には2つの種類があります。一つは、大理石や花崗岩を使って彫るいわゆる具象的な彫刻です。もうひとつは自然石のフォルムを活かし、様々な異素材との組み合わせで石の素材感をなくす作業です。両方とも日常生活からの発想で、日常生活の模倣を石に置き換えています。この作業によって石に見えなくなるという錯覚を作り出します。

私が住む松本市は、すばらしい山々に囲まれており、豊かな美しい自然があります。これらの山から河原に流れ着く石は、長い年月と美しい水に研磨され、ひとつと無い形になります。

河原で彼らと対峙するとき、何になりたいのかと想像します。そしてできるだけ元の形を尊重して利用します。この考えは古くから日本文化の中で大切にされてきました。たとえば、寺院の庭に砂利を敷き詰めラインを引くだけで水の流れを想像させる表現「見立て」です。私は「現代」の作り手ですが、私はそんな古代の日本人の概念が自分のDNAに深く埋め込まれているのだなと感じています。


プロフィール

伊藤博敏 Itoh Hirotoshi

1958 長野県松本市に生まれる

1982 東京藝術大學美術学部工藝科卒業

1987 アトリエヌーボーコンペ審査員賞

1990 東京デイリーアートコンペ入選

1992 アビターレイルテンポ(イタリア)参加

1995 第2回トリックアートコンペ優秀賞

2006 個展「石笑う」 朝日美術館 (長野

  個展"Pleasures of Paradox" (USA)

  SOFA Chicago シカゴ(USA)

2007 SOFA New York(08,09)(USA)

2008 MIASA EXHIBIT メンドシーノ (USA)

2009 個展 Marble and Stone Sculpture (AU)

2010 MIASA EXHIBIT メンドシーノ (USA)

2011 個展"Pleasures of Paradox '11"(USA)

2013 アートフェア東京(東京)

2015 HEY! Modern Art & Pop Culture (フランス)

HUMOR IS ME (デンマーク)

2016 SOMMERUDSTILLINGEN (デンマーク)

2017 CAILLOU PAPIER CISEAUX (フランス)

Pleasures of Paradox(ルーマニア)

2018 Reality Illusions(フランス)

Fantastiske Figurationer(デンマーク)

2019 Art Safari Bucharest(ルーマニア)

2020 HUMORISME 2020(デンマーク)

2021 Lille Art Up(フランス)

くどやま芸術祭(和歌山)

MONUMENT WORK   

   1996 普選実現運動発祥の地記念像(松本市中央図書館)

   1999 翔峰八湯仙制作(松本市ホテル翔峰)

   2001 風景の食卓制作(安曇野ちひろ美術館)

2005 ちひろの椅子 (城山公園・松本市)

   2008 100デザイン(アルプス公園・松本市)

2014 秋映(中野市/一本木公園)

   2017 「山の日」記念碑デザイン制作(上高地) 

*他各地で個展を中心に作品を発表


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「硅砂組」

田上惠美子と田上拓によるアートユニット。

硅砂(けいさ)は、ガラスの主原料となる石英の砂。

・ステイトメント

地震、噴火、洪水、堆積……

石は地殻と気象の壮大な変動の中にいる。

人は石を熔かし混ぜ合わせ、ガラスを生み出した。

私たちはそのガラスを、再び石に重ねる。それは変動のひとつ。

そしてそれは、石の巡る変動のスケールにおいて、殆ど何も起こってないに等しい


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*プロフィール

ヒノホ

小池 文枝

1985年 東京生まれ

2009年 多摩美術大学油画専攻卒 大学在学中からアクセサリー制作をはじめる

2014年 アクセサリーブランド「ヒノホ」を立ち上げる

*ステイトメント

アリの行列を何時間も見続けたり

いちばんキレイな落ち葉を探したり

虫や植物が身近だった頃

その心を 今も。

「土を感じる」をテーマに、虫や植物をモチーフとした存在感のあるアクセサリーを提案。 革素材をメインに新しい表現に挑戦している。

子供の頃はとても身近だった虫や植物が、大人になると土に触る機会も無くなってしまっている。そんな日々の中で、このアクセサリーを身に着けることで自然を再認識し、

子供の頃の感覚を少しでも思い起こして欲しい。

「ヒノホ」とは「火の穗」 炎の先端を指す言葉。暖かく、力強いブランドを目指します。

ヒノホ

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雨氣 

貝や石、拾い集めたものたちで創作活動をおこなっています。

朽ちて欠けてしまった貝殻、長い時間を旅してきた石ころ…、

美しく時を経た欠片たちが誰かの灯火となることを願って。

今展へは海や川で採集した石ころや砂を使ったアクセサリーをお送りします。

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角谷郁恵

かくたにいくえ

略歴プロフィール

1989年 神奈川県生まれ。

2013年 武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。

    卒業制作展「石を組む」で優秀賞

2017年 個展「彩集」Gallery Cafe 3(東京・高円寺)

2019年 雑誌pen(2月15日号)に鈴木康広氏推薦若手作家として掲載。

国際公募展アートオリンピア2019佳作

個展「拾う」Gallery Cafe 3(東京・高円寺)

2020年 数寄和公募展 入選

    個展「佇む」Gallery Cafe 3(東京・高円寺)

    その他企画展参加多数。

ステイトメント

紙の上に幾層も色を重ねていき、石の年輪を刻んでいくように描く。石の色は均質ではなく微妙なグラデーションの中で揺れ、内側から色が滲みでている。自らの身体を通し、紙という人間が創作した媒体を用い、石といういわば永遠の象徴のような存在を模していくことは、自然への畏敬を痛感する行為であり、憧れのようでもある。

作品の多くは庭園の庭石をモチーフとしている。

庭を歩き、幾重にも連なる景色の層の中から琴線を震わせるその美しい皮膜を掬いとった。そしてその皮膜を、白い紙から成る石を配し再構築した。庭を眺め、庭を歩む。濃厚な透明感が空間に充実し、身体が飲み込まれてゆく。隣合う石同士が響きあい連続し、新しい色彩を生む。本物と見紛うこの「石」の「庭」の、重量感と質感、存在感が鑑賞した時に認識を揺さぶり、新たなこの庭に飲み込まれるように、小さな、だが広がり続けるような作品を作りを目指す。

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つちやみさ

愛知県出身・在住。

グラフィックや映像制作などデザインの仕事をする傍ら、自身の制作活動も行う。

主に石や動植物、古代生物などをモチーフに制作。

現在、愛石クラブとよた副会長。

主な展示

’19年 企画展「としのこえ、とちのうた。」(旧豊田東高等学校/豊田市)

’20年 個展「石のうたたね」(cafe DODO/名古屋市)

’21年 企画展「とよたまちなか芸術祭」(East Enders Coffee/豊田市)

’21年 個展「matsuri」(MOUNT tokyo/世田谷区)

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・ステイトメント

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川や海で採集した石に、その場所に生息する生き物や植物を抽象化した図案をペイントします。

それぞれの石の表情に組み合わさった意匠が、場所ごとの空気を感じる装飾となるように思います。

装飾という行為で石を祀り、出来たものが誰かにとって特別なもの、そばに置いておきたい存在になればと願っています。

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7

大野詩央里

プロフィール

大野詩央里 ShioriOno

1995年 滋賀県生まれ

1998年 石を拾い始める

2016年個展「僕は止まり君は廻る」(学内展示)

2018年 個展「全ては石のようなもの」(学内展示)

   京都精華大学 芸術学部造形学科洋画コース 卒業

2017年 より石フェス! 毎年参加。

ステイトメント

鉱物や石仏のリサーチをもとに、変わらないものと変わりゆくもの -不易と流行- をテーマに絵画やインスタレーションなどの制作を行っている。

全ては石のようなものである。

私たちの身の廻りに存在する物質は、それぞれ全く別の物のように感じるが、実は全てが繋がっており、長い年月を得てそれぞれの形に変化してきた。それぞれに歴史があり、たくさんの時間が刻まれた小さな石のようなものである。

 では変わりゆく人々の暮らしの中で、変化しないものとは何なのか、変化してはいけないものとは何なのか、問い続けている。

石フェス!2021

石をテーマにしたアートイベント。2015年よりスタートし今年で7度目の開催!

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